924 Carrera GTS (1981)


924カレラGTSは 924カレラGTをベースに、よりスポーツ性を追求して製作された車両です。アルミ製のドア、フード、樹脂製のフェンダー等の採用により軽量化され、さらに924カレラGTの2リッター 210馬力エンジンは GTSでは 250馬力まで高められました。59台が製造されましたが、その内 15台はさらに 280馬力にチューンされ、ロール・ケージなどを装備するクラブ・スポーツとして競技用に仕立てられています。924カレラGTSは市販されプライベーターの手により各種レースで活躍しました。

924カレラGTSは日本にも輸入されましたが、ポルシェのトップモデルである 911ターボが約 1800万円で販売されていた当時、この 924カレラGTSには 2500万円のプライス・タッグが付けられていたことからも、この車が並の 924とは全くの別物であることがわかります。


この作品はハセガワ(Hasegawa) 1/24プラキットを改造したものです。944ターボをベースにしていますが、ボディを中心に大幅に手を加えており、フロント以外のウィンドウは塩ビ板で製作、内装ではバケットシートやダッシュボートなどを新造、キットのパーツをそのまま使用しているのはシャーシ程度となっています。